年金不足2000万円問題~国民年金だけの独居老人が特養に入ったらもっと足りない?
ゆんこです。
そろそろシニア世代です。
親世代、アラナイン(90歳前後の人)の生活にも関わってきました。
これからを心地よくすごすために、
エコな生活、シンプルライフを考えます。(^^)/
高齢夫婦の年金生活者が月5万円ぐらい不足するので、
夫婦で65歳から95歳まで生きたら、
なんと2000万円不足するというので話題になっています。
夫婦2人揃って65歳から95歳まで生活スタイルを変えずに
そのまま不足額が続くというのも非現実的です。
そもそも、不足とわかればどこかを切り詰めて節約して
収入の範囲で生活していくでしょうし、
どうしても無理な場合でも不足は最低限にとどめます。
65歳ごろは夫婦で健康でいられるとしても、
10年、20年と経つうちにどちらか一人が残ります。
高齢になって2人だとなんとか助け合って生活できるレベルでも
1人になってくると一人暮らしも難しく
施設に入る事も選択肢の一つです。
そうなると、足らないのは2000万どころじゃない?
いえいえ、経済状況は個々に違うので足る、足らないも個々に違ってきますが、
一例として、国民年金だけの人が特養に入る例を見ていきましょう。
目次
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一例として、国民年金だけの人が
施設に入る場合をみていきましょう。
施設と言っても様々で有料老人ホームに入るともなれば
国民年金だけの人だと、とてもじゃないけど2000万円では足らないかもしれません。
でも、よほどの貯金がない限りそういう選択はしませんよね。
国民年金の収入
20歳から40年国民年金保険料を支払うと、
65歳から約65,000円/月支給されますが、
ココでは60,000円/月としてみました。
特養の費用
特養、特別養護老人ホームの費用をみていきましう。(ユニット型個室のタイプ)
現在は特養へは介護度3以上の人が入る事ができるので、
介護度3の人の場合でみていきます。
介護給付対象
介護、看護に関わる費用です。
要介護3で約30,000円ぐらい。
居住費
1日 820円 一か月 31日は、820x31=25,420円
食費
1日 390円 一か月 31日は、390x31=12,090円
合計
合計すると、特養の費用は約7万円。
これ以外に薬代、散髪代ぐらいが別途かかります。
特養に入るころになると、70歳前後には買っていた嗜好品やら趣味にかかる費用だとかはほぼいらなくなってくるし、生活で必要な洗剤やら食料品やらも特養の費用に含まれるので必要ありません。
自宅がある人は固定資産税がかかります。
水道光熱費は最低限にします。
ガスはやめる。
電気は最低限10Aの契約にして元を切っておけば月約200円。
水道はトイレが水洗ならばそのままにして、使わなければ最低限の基本料金のみ。
もっとも、特養に入った人がまた一人暮らしに復活はできないので、
家を処分すれば一切費用はかかりませんが、
どうするかは個々の事情で100人100様なのでしょう。
医療費、介護費は限度額以上使うと戻しがある
もう一度、グラフを見てみましょう。
国民年金の収入に対して、
主出は特養に関わる費用、薬代などの医療費、散髪代はかかります。
家がある人は、家にかかる費用、固定資産税などはみる必要があるでしょう。
このままだと少々の赤字です。
しかし、、、、、
国民年金だけの収入だと医療費と介護費の月の限度額が15,000円です。
特養だと約30,000円なので、
約15,000円がバックされます。
バックされる支給日はおおよそ3か月ぐらい後です。
さらに、1年まとめて介護費と医療費の合計が19万円を越えると
バックされます。
差引
と、いう事で、なんとか国民年金だけの収入でまかなえそうです。
むしろこの例では、特養に入るまでがどうなっているのか?で
個々に差が大きいかもしれませんね。
特養に入りさえすればずっと安心、でもありませんが、
とりあえずそこから
「2000万円ない、どーしよー!?」
でもないわけです。
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